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薄毛と酒・タバコの関係

こんにちは。ヘアー&スキンクリニック新宿院の院長の高平一成です。

患者さんのご質問でとても多いのが「なぜハゲるのか?」「なぜ薄毛になるのか?」という事です。

今回は薄毛と酒・タバコの関係についてみていきます。


薄毛と酒の関係

AGAと酒に明確な因果関係はありません。

酒は百薬の長といわれるように適量であれば止める必要はありません。

実際に寿命や血管年齢に関して、酒を適量飲んでいる方の方が良いというデータが出ています。

適量の定義は明確にはされていませんが、4日に1回の休肝日を設けることで肝臓を休ませることができます。もちろん、過度な飲酒はすすめられません。

飲酒がAGA治療に影響する場合

飲酒がAGA治療に影響を及ぼすケースに、肝機能が低下している場合があります。

AGA治療には投薬治療が必須で、フィナステリドという治療薬を処方しますが、肝機能が低下している患者さんには投薬できない可能性があります。

過度の飲酒によって肝機能が低下している場合、AGA治療薬を投薬できずに治療のスタート地点に立てなくなってしまいます。


薄毛とタバコの関係

タバコは薄毛に関係なく、百害あって一利なしといわれています。喫煙には以下のリスクが伴います。

  • 血栓の原因
  • 脳出血のリスク
  • 肺がんのリスク
  • 活性酸素の発生

AGAと関係するタバコのリスク

活性酸素の発生はAGAに大きな影響を及ぼします。

活性酸素は体内のゴミ掃除の役割を担っており、適量であれば体に悪影響はありませんが、タバコによって活性酸素が大量発生すると、AGAになった髪の毛もゴミとして排除します。

大量の活性酸素の発生により、AGAになった髪の毛が通常よりも早く抜ける・ダメになる原因になります。

喫煙によって血行も悪くなるので、植毛手術を行っても非喫煙者と比べると術後の差が出てくる可能性もあります。


結論AGA(男性型脱毛症)に酒は適量であれば問題なく、タバコは悪影響しかない

AGAの治療に対して飲酒は適量を守り、肝機能に問題が出ない程度なら問題ありませんが、タバコはAGAに対してだけでなく体に悪影響しか及ぼしません。

過度な飲酒は肝機能低下の恐れがあるので、適度な休肝日を設けることをおすすめします。

飲酒自体はAGAとの間に因果関係はありません。

しかし、タバコはAGAを進行させるリスクがあり、自分の健康を守るためにも止めることをおすすめしています。